きゅうきょくのリサイクル社会!? 江戸時代のくらしから、エコを学ぶ!
今日は かめじいのおうちに あつまって、みんなで すきな本を読んでいます。
アルケミは、「リサイクル」「エコ」のテーマで、読みたい本をさがし中。なかなかきめられずに まよっていると……。
「これなんかどうじゃ」とかめじい。
見ると、ひょうしには、『日本の江戸時代から学ぶエコ』という だいめいが。
「ここから遠くはなれた 日本という国では、今から250年前の『江戸時代(えどじだい)』と よばれる じだいに、とってもエコなくらしを していたそうなんじゃ。さんこうになりそうな話が たくさんのっているから、読んでみるといいぞ」
かめじいの話を聞いて、「しらなかったな~ん!」とアルケミ。近くにいたなかたちも「なになに?」と あつまってきました。わくわくしながら みんなで本を 読みすすめると……。
「おもしろい! おもしろすぎる!!」とルーペン。ウィザーも「江戸時代の日本人って ほんとにすごいね!」とこうふんぎみ。
「これ、みんなにも教えたいね~ん!」
アルケミのひとことで、さっそく、みんなを ひろばにあつめて、今回学んだ江戸時代のエコについて 話すことになりました。
そして、数日後……。
「江戸時代の日本は ものが少なかったから、今あるものや しげんを 大切にしていたんだって~! いちどつかったものでも またつかっていたし、こわれてしまったものも すてずに 直してつかっていたんだよ~ん!」
ひろばにあつまった みんなにむかって、アルケミが 話します。
つづいて「今、ごみとして すててしまっているものも 活用していたようなんじゃ」とかめじい。
「たとえば つかい古したふくを 直して売る『ふるぎや』や、かさを買いとり ぶんかいして売る『ふるがさ買い』など……。江戸時代には、いろんなリサイクルやさんが いたらしいぞ。ほかに、お米を しゅうかくしたときに出る はっぱやくき、トイレにたまる はいせつぶつを さいりようする ぎょうしゃも いたというからびっくりじゃ! いろいろなものを、新しい形にして、てっていてきに さいりようしていたんじゃな~!」とせつめいします。
アルケミとかめじいの話を聞いたみんなは、おどろきのあまり お口をあんぐり。どれもこれも はじめて聞くことばかりで、ただただ びっくりしています。
「なにより江戸時代の人たちのすごいところは、これをごく当たり前のこととして、くらしに とり入れていたということ! 町の人たちみんなが『もったいない』という思いを もっていたんだ!」
力をこめて、そうあつくかたるウィザー。
つづけてルーペンが、
「今ではごみ になってしまうものが、ごみではなく 新しい何かに生まれかわって しげんになる。だから 町には ごみがほとんど おちていなかったそうだ。江戸の町は、とってもせいけつで きれいだったそうだよ」とかいせつします。
みんなは 江戸時代の人々の エコなくらし方をそうぞうして うっとり……。
「みらいたうんも ちきゅうにやさしいまちに 近づいていますが、まだまだ やれることはありそうですね」とテンビータ。
「むかしの人たちの くらしや考え方から 学べることも多そうです」とインフィー。
みんなのコメントを聞いたアルケミは「うんうん」とうなずいて、にっこりとほほえみます。
「江戸時代のサステナブルなお話は、ほかにもまだまだ、たくさんあるんだよ~ん! 聞いて聞いて~!」
アルケミのよびかけに、ますます前のめりになる なかまたち。
新しいことを とり入れるだけでなく、むかしのちえを 生かすこと。これも、とっても大切なことだよね! これからも みらいたうんは、もっとエコに、もっとサステナブルに! どんどん、しんかしていきそうだね!!